高感度酸素消費測定-微生物呼吸特性への応用-

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田中重信/ 横田祐司/ 中田二男
1984年8月 ケミカルエンジニアリング 29,57-61

 比較的微量の酸素の消費量を測定することは,生物の呼吸(微生物,小動物,細胞組織)や化学反応(脱酸素剤,還元剤,金属の酸化)の特性を調べるうえで必要な技術である.
 液相中の酸素の挙動については,溶存酸素電極により電気信号化できるので監視あるいは記録が可能である.
 本稿では,記録式酸素消費量測定装置を高感度化し,さらに酸素消費量をデジタル処理することについての原理を述べ,これらを採用した装置を紹介する. また,応用例として微生物呼吸特性の測定結果を紹介する.