弱粘結炭の流動乾留

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細田英雄/ 新川一彦
1983年3月 北海道工業開発試験所報告 31,69-71

 低温乾留は500℃前後で行われ,無煙燃料としての半成コークスと低温タールが回収できる。 これらの低温乾留によって,石炭の化学的,物理的変化を総合的に明らかにすることは,石炭の加工利用上からも重要である。
 これまで,当所では流動乾留技術の蓄積があることから,本実験は弱粘結炭を原料として,内外併熱方式による流動乾留を行った。 乾留温度は450〜600℃,流動乾留中での層内の石炭の挙動及び粘結性と熱処理条件などについて実験を行った。