木材熱分解の基礎的研究

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三浦正勝/ 西崎寛樹/ 田中龍太郎/ 夜久富美子
1983年3月 北海道工業開発試験所報告 31,23-34

 木材などの植物資源は再生産が可能であり,その廃棄物も大量に発生する。 これを再資源化し有効利用することは,今日の課題の一つと考えられる。
 本報は,熱分解による再資源化のための装置開発と得られる熱分解液の性状の把握を目的として,内径110mmの流動層装置にて,木材の回分供給による熱分解実験を行った。 温度は,330〜530℃で行い,流動層による木材の熱分解は容易であることを確認するとともに,熱分解温度と熱分解生成液の収率,密度,粘度,pHなどの関係を検討した。 また,生成液のゲルロ過とオルシン硫酸法により,多くの有機物と糖類の存在を確認した。 その有機成分の一つが糖類の分析と薄層クロマトグラフィーなどによる分析結果からレボグルコサンであることを確認した。