反応速度差を利用した水質計測技術に関する研究
[成果]

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伊藤三郎/ 緒方俊夫/ 原口謙策/ 中川孝一
1983年3月 北海道工業開発試験所報告 30,21-23

 新しい手法にもとづく計測法の開発研究には,計測法自体の研究の外,計測法の信頼性を向上させるための多くの基礎データの提出,例えば,共存イオンの与える計測誤差,従来桁が合えば良いと言われた反応速度測定精度上において解決すべき諸問題,温度変化による測定誤差の大小についての理論的裏付け,さらに本計測法専用の新しい分析用計測機の開発等,多くの研究課題があった。 4年間の研究期間終了後,若干の検討課題を残しているが,兎も角,本計測法を実用計測法に充分近づけることができた。