反応速度差を利用した水質計測技術に関する研究
[可搬型測定機器の製作]

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伊藤三郎/ 緒方俊夫/ 原口謙策/ 中川孝一
1983年3月 北海道工業開発試験所報告 30,16-17

 これまでに設計した新しい重金属イオン濃度測定法を活用するためには,本計測法専用の測定装置を製作する必要がある。 試作する装置は,現場試験用機器としても使用するため自動車(ライトバン)に積載して運搬し,そのまま測定が可能な大きさの小型で可搬できる装置を目標とした。 そこで,本研究において昭和55年度まで研究用に用いて来た市販のストップドフロー反応速度測定装置ユニオン技研製,横,高さ,奥行=200cm×60cm×60cm,重量70kgの性能をチェックし,小型軽量化を図るばかりでなく,高感度高性能分析装置としての基本性能を持つ装置の基本設計を行い,さらに実際の試作段階で部分的改良のための設計変更を加えた後,製作を完了させた。