反応速度差を利用した水質計測技術に関する研究
[反応速度を利用する重金属の分析法の研究]

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伊藤三郎/ 原口謙策/ 中川孝一
1983年3月 北海道工業開発試験所報告 30,5-15

 反応速度を利用する定量法は,分離操作やマスキング操作を大幅に省略できるため簡単な定量操作で迅速に定量ができること,さらに(2〜3)成分を同時に定量しうることなど優れた特徴を持ち,これまでに幾つかの基礎研究や複数成分の同時定量法の研究がある。
 本項では1-(2-チアゾリルアゾ)-2-ナフトール(TAN)の錯体とEDTAとの配位子置換反応の速度を利用する定量法について検討した。