寒冷地における工場廃水の高度処理に関する研究
[低温における活性スラッジの2,3の特性]

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横田祐司/ 田中重信
1983年3月 北海道工業開発試験所報告 29,57-67

 活性スラッジ法廃水処理装置の曝気槽は,その規模および設置数からみて,気液接触装置としては最大のものである。
 本研究では,曝気槽の気液接触能力を示す総括物質移動容量係数を,活性スラッジ混合液の酸素吸収速度を,直按測定することが可能な実験装置を用いて測定し,従来法と比較した。 また,低温域においても総括物質移動容量係数を測定した。 これらの値を用いて,実装置の運転管理上の基礎データを得るために,活性スラッジ混合液の基質除去にともなう酸素消費速度を測定した。
 また,研究の目的である寒冷地における廃水処理の基礎データを得るために,低温における活性スラッジの馴養方法および急激な温度変化に対する挙動を検討した。