石炭系アスファルテンの化学(III)

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吉田諒一
1982年2月 燃料協会誌 61(2),92-97

 著者らは,アスファルテンの調製を内容積12lの回転式オートクレーブを使用して行った。 反応温度400℃,反応圧194〜259kg/cm2,反応時間123〜124分の反応条件下で赤泥-硫黄触媒の存在下で高圧水素化分解を行った結果,太平洋炭では原炭基準で24.8%,大夕張炭では33.1%のアスファルテンが得られた。 これらのアスファルテンについて内容積500mlの振盪式オートクレーブを用い,反応温度400℃,水素初圧100kg/cm2,反応時間10〜123分の反応条件下並びに赤泥-硫黄触媒の存在下で高圧水素化分解特性を検討した。