寒冷地型水産加工廃棄物処理技術の研究開発

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池畑昭
1982年9月 北海道通産情報 37(9),29-31

 通商産業省・工業技術院は57年度から始まる新しい政策として重要地域技術研究開発制度を発足させた。 これは地元の強い要請があって緊急に解決すべき課題を地元にある国立試験所と地元とが一体になって解決しようとするもので,今年度の研究テーマとして,1)寒冷地型水産加工廃棄物の総合処理技術(北海道工業開発試験所),2)非木材資源の生化学パルプ化技術(四国工業技術試験所),3)低品位窯業原料の有効利用技術(九州工業技術試験所)の三テーマが選ばれた。 この研究は従来の国の大規模研究と異なり,国立試,地方自治体及び地元を中心にした民間企業の研究機関が研究契約を結び,それぞれが研究費を分担して行う共同研究である点に特徴がある。 現在,研究を進めるにあたって必要な諸手統きを進めている最中であるが,ここでは当所が実施する研究の概要を紹介したい。