カオリンのアトリッションと改質に関する研究
[カオリンの水熱合成法によるゼオライト合成]

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植田芳信/ 佐藤俊夫/ 関口逸馬
1982年11月 北海道工業開発試験所報告 28,207-221

 天然鉱物からのゼオライト製法としては,a)カオリン鉱物を焼成し,メタカオリンにして反応性を高めてから水酸化ナトリウムを加える。 b)カオリン,火山ガスを摩砕し,結晶構造を壊してから水酸化ナトリウムを加える。 c)真珠岩や長石などのシリカ含有鉱物にアルカリを混ぜ,330〜370℃で加熱融解し,アルミン酸ナトリウムを加えるなどの方法が提案されている。 本研究ではこれらの方法のうち,a),b)の方法で天然鉱物を無定形化する方法を採った。