カオリンの閉回路系選鉱法に関する研究
[プロセスの最適化]

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関口逸馬/ 藤垣省吾/ 田村勇
1982年11月 北海道工業開発試験所報告 28,148-177

 製品の性状の安定かつ経済的な選別を行うという観点から,おのずと循環水の水質に制限があると考えられ,そのプロセスに許容される最低限のところでクローズド化するのが望ましいことになる。
 このことから,用廃水を繰り返し使用することによって,プロセスに与える影響を実験的に確め,安全な操業にとって許される循環率を求める必要がある。
 前章で行った実験は,はじめに沈殿槽までの用水の循環について行い,ついで全系統を閉回路化し,用水に占める廃水(循環水)の割合を変えて行った。 そして廃水の再使用が系に与える影響を経時的に調べ検討した。 これらの結果をもとにして閉回路化した場合における定常(平衡)状態の操業を予測した。