カオリンの閉回路系選鉱法に関する研究
[カオリン鉱の螢光X線分析による迅速測定法]

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植田芳信/ 関口逸馬
1982年11月 北海道工業開発試験所報告 28,17-23

 本研究では1回の連続操業試験で行われるサンプリング個数は500個以上にもなり,また単位プロセスの性能試験でも多くの分析試料が生じ,それら試料中の鉱物組成,少なくとも主要鉱物であるKaolinite,Quartz,Pyriteの組成を知る必要がある。
 これら鉱物量を求める方法としては湿式化学分析,吸光光度法,原子吸光光度法(ICP),X線回折法,蛍光X線法などが考えられる。 これらの方法の中で,現有の装置で分析時間,再現性,精度などの観点から考え,本研究では螢光X線法を採用し,試料の調整は加圧成型法によることにした。