鉄鉱石の小型高圧流動還元実験装置

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西川泰則/ 佐藤享司/ 植田芳信/ 鈴木良和/ 佐山惣吾/ 佐藤俊夫
1981年10月 鉄と鋼 67,1713-1719

 最近,原子力エネルギを利用した直接製鉄法の実用化をめざして高温・高圧のガスを用いる還元装置の開発が急速に進められつつある. しかし,高温・高圧下における鉄鉱石のガス還元機構に関する基礎的検討は十分とは言えず. 特に10kg/cm2(絶対圧)以上の高圧流動還元に関する情報は皆無に近い状況である.
 そこで,通常の実験室でも収容でき,2〜3人で900℃,40kg/cm2までの実験ができる回分式高圧流動還元実験装置の製作に着手した. 試作-実験-改造の繰り返しを経て最終的に再現性のある還元データが得られるまでに数年の歳月を要した. 試作当初はできるだけ自動化と安全を図るということで計測-制御機器類を種々取り付けたが,実験-改造の過程でそのような機器類が故障の原因になることもあって,しだいに取り除かれ,最終的には簡素な装置になった.