カナダ国アルバータ州における化石燃料資源

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小谷川毅
1981年1月 アロマティックス誌 31(11.12),279-289

 この資料は,著者が昭和52年12月より1カ年,カナダのEdmonton市(アルバータ州の州都)にあるResearch Council of AlbertaのFuel Sciences Divisionに滞在中に調査した資料をまとめたものである。 滞在中の目的は「炭化水素の合成」に関する研究に従事することであったが,この州にはわが国では想像もつかない莫大な化石燃料資源が賦存しており,それらが非常に計画的に生産・管理されている。 中でもオイルサンドは世界の埋蔵量の25%(残りの大部分はベネズエラに賦存している)を占めているにもかかわらず,その開発は非常に計画的であることに驚きを感じた。