固定燃焼装置からの窒素酸化物排出防止技術に関する研究
[装置の研究-横型攪拌槽内の気液分布測定]

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福田隆至/ 三浦正勝/ 池田光二
1980年3月 北海道工業開発試験所報告 21,31-56

 横型攪拌式の装置を気液間の接触装置として使用する場合,気液接触機構を明らかにする必要があるが,そのためには,攪拌羽根の作用によって液相内に巻き込まれるガスの挙動ならびに装置内の上部空間中に掻き上げられる液の挙動に関する知見が必要である。
 横型攪拌槽の攪拌動力,液混合特性,物質移動速度等については比較的多くの報告がある。 しかし,前述の,装置内のガスおよび液の挙動についてはその報告が見当らない。 そこで,ガンマー線密度計を用いて,装置内部の気液分布を測定し,装置の回転軸方向ならびに乗直方向におけるガスおよび液の滞在量におよぼす操作条件の影響を明らかにした。