固定燃焼装置からの窒素酸化物排出防止技術に関する研究
[吸着剤の研究ー鉄(II)-エチレンジアミン四酢酸塩ー亜硫酸マグネシウム系懸濁液と希薄-酸化窒素吸収能におよぼす諸因子の影響]

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池田光二/ 福田隆至/ 井戸川清
1980年3月 北海道工業開発試験所報告 21,12-18

 排煙ガス中の窒素酸化物の除去操作に吸収剤を適用する際には、吸収剤の寿命時間を推定する必要がある。 本吸収剤は三つの化合物を含む懸濁液であり,また,NO吸収能は吸収液調製法の影響も受けるために,既応の知見をもとにその吸収能力を推定することは困難である。
 そこで,本吸収液によるNO除去率と吸収時間の関係を求め,NO除去能力の持続時間におよぼすNOおよび共存ガスの濃度,吸収液の渡度および温度の影響を明らかにした。