石炭チャーの流動ガス化の基礎研究

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田崎米四郎/ 河端淳一
1979年3月 燃料協会誌 58(3),212-218

 北海道工業開発試験所においては,創立以来十数年にわたって石炭の流動乾留,石炭を原料とする活性炭製造,コークスの製造など流動層を利用する研究を行なってきた。 これらの高温流動技術を基盤として昭和50年度からサンシャイン計画に参画し,石炭の高カロリーガス化の基礎研究と取り組むこととなった。 石炭のガス化方法はガス化温度,圧力,触媒の有無,灰の取り出し,原料の供給方法によって種々の反応装置が考えられている。 本報においては石炭のガス化過程における灰の焼結現象に与えるガス化剤とガス化温度の影響,また,焼結を防ぐために行なった常圧の媒体流動層によるチャーのガス化の実験結果について報告する。