都市ゴミ分折法の現状とその問題点
西崎寛樹/ 吉田邦夫/ 遠藤一夫
1979年6月 化学工学 43,338-343
ごみが有用な資源であることが認識され,エネルギー回収を含め物資のリサイクルシステムの確立を目指す動きが高まるにつれて,ごみ分析を行なうところが増えている。
それに伴って分析法の標準化を望む声も高い。
しかし,あらゆる地方自治体に受け入れられる方法であるためには,簡便で時間を要しない分析法であることが必要であり,容易にきめられる問題ではない。
現在,筆者らはこの問題について研究中であるが.
ここではまず各市町村で実施されている分析法を紹介し,そこに含まれる問題点を化学工学の立場から述べて,ごみ分析法に関する今後の技術的展望を明らかにしたい。