並流多段流動層による石炭を原料とする活性炭製造

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田崎米四郎/ 河端淳一/ 三井茂夫
1978年9月 燃料協会誌 57(9),781-790

 流動層内を水平多孔板によって仕切った多段流動層については多段化によって粒子の混合拡散係数が小さくなること,粒子の滞留時間分布,段間の粒子交換速度などについて報告がなされている。
 筆者らは,水平多孔板によって層内を仕切って多段化した流動層の下段に原料粒子を供給し,製品を上段から取り出すという気固並流型の多段流動層を用いて石炭チャーの賦活を行い,賦活装置として適していることを実験的に見出した。 本報告においては,並流多段流動層の概要について述べ,その後で賦活装置として用いた場合の実験結果について述べる。