流動層技術
-鉄鉱石の高圧流動還元-

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西川泰則
1978年3月 北海道工業開発試験所技術資料 7,51-52

 現在の高炉による製鉄法は,生産性の面からはすぐれた方法と言えるが,エネルギーと粘結炭の不足から高炉に代る製鉄法が要求され,原子力エネルギーを利用した直接製鉄法が注目されてきている。 このために高温・高圧下におけるガス還元装置の開発が急速に進められつつある。
 本研究は高温・高圧(900℃,40atm)下における流動還元技術の基礎を確立することを目的として1975年4月より研究を開始した。 内径60mmの回分式高圧流動還元装置を作成し,水素による還元実験を行った。 この装置は,電気炉をアルゴンガスで高圧下に封じ,反応管内部と外部に圧力差を生じないようにして反応管の破損を防いでいる。 また,焼結防止のために攪拌式とし,流動層の下部より還元反応途中の試料をサンプリングできるようになっている。 以下に,インドのデンポ産赤鉄鉱を試料として,800℃,10atmまでの実験結果について述べる。