流動層技術
-都市ゴミの流動熱分解-

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西崎寛樹
1978年3月 北海道工業開発試験所技術資料 7,43-44

 都市ゴミを資源として見直すことが,世界的に取上げられ,我国でも資源化システムの研究として,官民一体の研究が48年度からスタートした。
 都市ゴミの組成は,当然のことながら無機物・有機物のあらゆる雑多な物を含み,この中から有機物質を取出すには,それなりの処理が必要である。 このシステムは収集,輸送,粉砕,分別,洗滌,熱分解,化学処理,微生物処理,焼却,再生品の利用などが含まれている。
 このうち,有機物の熱分解を流動層を用いて行わせ,製品として液で回収することを目的としたのが本研究の中心である。 実験にあたり,モデルゴミを合成して試料とした。