流動層技術
-流動層によるポリエチレンの液化・ガス化-
西崎寛樹
1978年3月 北海道工業開発試験所技術資料 7,34-36
従来の流動層で処理可能な対象物は,気体-固体にかぎられていた。
また石油のクラッキングなどの液を扱う場合においても,ナフサ等を粉霧状にして流動層内に供給しガス化する方法がとられてきた。
当試験所における研究対象物も,石炭の乾留,その他炭化物の炭化,燃焼,活性炭の製造などであったが,操作法と装置構造を適当に選択することにより,スラリー状のものや,プラスチックのような熱に溶けてドロドロするような物質,水溶液など,いかなる対象物体,物質でも処理できることが,本研究の結果明らかとなった。