流動層技術
-多孔性物質の有効熱伝導度と有効拡散係数-

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佐藤亨司
1978年3月 北海道工業開発試験所技術資料 7,10-11

 流動層が固体と気体の接触を充分に,かつ均一に行い,しかも層内の温度分布を均一に維持できることから固体を扱う種々の工業に利用されていることは周知の事実である。 流動層のこの特徴は固体-気体反応の基礎研究を行う際にも有用な実験装置として利用できる。 特に熱移動が主要な因子となる乾燥や熱分解の反応工学的研究では理想的な実験装置と言える。 それは流動層内の伝熱係数がきわめて大きく,気体境膜伝熱抵抗を無視し得るくらいに小さくすることができるからである。
 ここでは流動層内に試験球を吊るし,試料球内の温度変化を測定することによって,多孔性物質の重要な物性値である有効熱伝導度と有効拡散係数を算出する方法の概略について紹介する。