フライアッシュの水熱反応ならびに硬化特性

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井上憲弘/ 恒松修二/ 原尚道
1973年7月 公害 18(4),227-238

 筆者らは,フライアッシュにゲル化を応用することで軽量コンクリート製造が可能であると考えた。
 フライアッシュはSiO2とAl2O3を主成分とするため,ゲル化でカルシウムサルホアルミネート水和物とC‐S‐Hを生成するように,石灰とセッコウを配合原料(反応原料)として選んだ。
 筆者らは,火山灰や高炉水砕スラグのようなガラス質ケイ酸アルミを用いて良好な軽量化性を得るには,これらの水和物の生成が望ましいことを別に報告している。
 この報告は,5種類のフライアッシュのゲル化と硬化体物性を高炉水砕スラグおよび火山灰と比較したものである。