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「産総研サービス工学研究センターコンソーシアム説明会」 の御案内

(独)産業技術総合研究所
サービス工学研究センター
センター長 持丸正明
産総研サービス工学研究センターでは、サービス産業における生産性の向上を目指し、サービスに関わる人(顧客、従業員、経営者)を支援し共創を産み出すための技術パッケージを開発しています。
特に、2008年度から2011年度にかけての経済産業省からの受託研究を通じ、飲食・小売サービス、医療・介護サービス、観光・集客サービスを具体例に、技術開発を進めて参りました。これらの技術は、研究開発において連携した相手先のサービス事業者のみならず、いくつかの企業にライセンシングされ、少しずつ活用が始まっております。しかしながら、サービス工学に関連する技術が企業において本格的に導入され、生産性の向上として目に見える成果をあげるには至っていないというのが現状です。これは、産総研が開発した技術パッケージの機能や性能がまだ十分でないこと、企業側の導入メリットが明確でないこと、そもそも、サービス工学の普及啓蒙が不十分で企業側の導入意識が低いことなどが要因であろうと考えています。
そこで、産総研内のコンソーシアムの仕組みを活用して、サービス工学技術に関心のある企業が集まる場を設定し、
  • (1)サービス工学の普及啓蒙
  • (2)産総研開発技術パッケージの紹介
  • (3)産学官連携ハブの形成
を目的としたコンソーシアム活動を推進していきたいと考えるに至りました。それぞれ、具体的なアクションとして、
  • (1)サービス工学の普及啓蒙
    • ・サービス工学分野で著名な先生方の招待講演
    • ・サービス工学関連の国際学会報告
  • (2)産総研開発技術パッケージの紹介、導入促進
    • ・産総研開発者からの詳細な技術紹介
    • ・企業による導入事例紹介
    • ・コンソーシアムメンバーからの要求、要請
    • ・コンソーシアムメンバーからサンプルデータ等をお借りして、試験的な分析、導入
  • (3)産学官連携ハブの形成
    • ・大学−産総研−企業の連携形成
    • ・企業間連携によるビジネス創成支援
    • ・海外研究機関等との連携
    • ・企業からの技術紹介、コンサルティング事例紹介
を進めていきたいと考えています。年6回程度の会合を、東京お台場の産総研臨海副都心センターで開催する計画です。
本格的なコンソーシアムの立ち上げは2012年4月を想定しており、今年度中はその準備段階として関心を持っていただけそうな企業にお声がけをしております。中小企業比率が高いサービス事業者にいきなり導入を図るよりは、製造業系の企業でサービス機能(販売、メインテナンス、リサイクル)の部分に工学的手法を適用することに関心を持っておられる企業から導入を進める方が効果的であると考え、製造業の方々にも積極的にお声がけをしている次第です。
つきましては、来る12月16日(金)に、コンソーシアム立ち上げ準備の説明会を開催いたします。お忙しい時期かとは存じますが、是非、ご参加いただければ幸いです。

お申し込みは、こちらから

《プログラム》 敬称略
10:00
開会挨拶 臨海副都心センター所長 八木康之
10:05
来賓挨拶 サービス政策課 課長 前田泰宏
10:15
基調講演 サービス工学研究センター 持丸正明
「サービス工学技術の導入と普及」
10:50
事例紹介 デジタルヒューマン工学研究センター 持丸正明
「デジタルヒューマン技術協議会」
10:55
事例紹介 サービス工学研究センター 本村陽一
「三現 医療サービスコンソーシアム」
11:00
新事例 知能システム研究部門 大場光太郎
「スマートライフケアコンソーシアム」
11:20
参加者 自己紹介
12:00
ランチ懇親会
13:30
講演   サービス工学研究センター 持丸正明
「サービス工学研究センターコンソーシアム設立に向けて」
13:50
技術報告 サービス工学研究センター 本村陽一
「カテゴリマイニング技術」
15:20
今後の活動計画