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                    第9回 地圏環境評価研究セミナー
JIS A 1231上向流カラム通水試験
および
溶出・吸着試験の規格化に関する勉強会

 JIS A 1231地盤材料の溶出特性を求めるための上向流カラム通水試験方法が2023年3月に新たな溶出試験方法として日本規格協会より公開されました。この規格は、2014年以来、日本が主導してISO化を進め2019年に公開されたISO 21268-3 Up-flow percolation testをベースに、翻訳JISとして地盤工学会および産業技術総合研究所が原案作成者として規格化に取り組んできたものです。
 そこで、このたび、ドイツ連邦材料試験研究所(Bundesanstalt für Materialforschung und -prüfung, BAM)のUte Kalbe博士をお招きし、JIS A 1231および溶出・吸着試験等に関する勉強会を開催することといたしました。Kalbe氏は、ISO/TC 190 Soil qualityや、CEN/TC 444 Environmental characterizationで、溶出試験の標準化に尽力されている方です。ISO 21268-3カラム通水試験の規格化においても、多大なサポートをいただきました。  

講  師:
Ute Kalbe(ドイツ連邦材料試験研究所)
肴倉宏史(国⽴環境研究所 資源循環領域室⻑)
保⾼徹⽣(産業技術総合研究所 研究グループ⻑・北海道⼤学⼯学部客員教授)
日  時:
2024年3月25日(月) 14時〜17時
場  所:
産業技術総合研究所 つくば中央 第7群 別棟2階 大会議室
形  式:
対面+オンライン 同時通訳あり
teamsを通すため、産総研に来られる⽅で、通訳を希望される⽅は携帯電話もしくはPCとイヤホンをご準備ください。
申込アドレス:
https://forms.office.com/r/Jq40XtXuBe

ポスターのPDFファイルは[こちら]

 勉強会では、JIS A1231の概要を説明した後、Kalbe氏から溶出試験の規格化やPFAS等の新規規制物質への対応についてご講演をいただきます。さらに、2023年10月に日本からISO/TC 190へ提案した、溶出や吸着に関するパラメーターを取得するための試験方法やそのガイダンスの規格化について紹介したいと思います。
 また、当日午前中、産総研 地圏資源環境研究部門の実験室見学も予定しております。皆様の参加をお待ちしています。