産総研  > 組織 > 電子光技術研究部門 > グループ一覧

部門概要

  当研究部門には、電子と光に関する理論・材料から、素子・システムに至るまで、幅広い分野の研究者が集結しています。産総研内外の幅広い連携ネットワークを築いて、基盤技術の強化から産業技術の発展までを明確に位置づけながら、光情報通信、光応用技術、新原理エレクトロニクス、という3つの技術領域を中心に、研究開発を進めています。

1. 光情報技術

光通信の極限へ:光インターコネクションから光パスネットワークまで
超スマート社会の実現に向けて、ラック間から広域網までカバーする超低電力光パスネットワークと、機器内向け超高密度データ伝送に関する研究開発を進めています。
デバイス技術開発とそのエコシステム形成に取り組むシリコンフォトニクスグループ、電子光融合実装技術を開発する光実装グループ、そして、システム集積技術に取り組むフォトニクスシステムグループの構成で、新しいフォトニクスの創出を目指しています。

シリコンフォトニクスを主なプラットフォームとする集積型光トランスシーバ要素技術


2. 光応用技術

安全安心社会の実現へ:超短パルス光・プラズマ発生技術と、生産プロセス・医療・計測技術への応用
極限計測技術や次世代加工技術への応用を目指して、超短パルスレーザの開発や、短パルス光プロセス、プラズマプロセスなどの加工応用研究を推進し、エレクトロニクスおよびライフ・医療分野での技術革新、新材料開発に貢献します。また、分子の自己組織化を活用した新規な光機能性材料の開発を通して、光エネルギー利用の新たな可能性を探索しています。

加工条件を効率よく最適化するためのパラメータ可変レーザー加工装置の全体図

光応答性材料の開発


3. 新原理エレクトロニクス

革新的電子光技術の創出:機能性材料の探索から省エネルギーデバイスの開発まで
情報通信機器やネットワークが扱うデータ量の爆発的な増大により、電力消費が大幅に増加し、情報通信機器、データセンター、ネットワークの低消費電力化、エネルギーの高効率利用に関する技術の開発が必須となっています。当部門では、高温超伝導体、強相関酸化物などの機能性酸化物や、化合物半導体、有機半導体を中心に、省エネルギーに貢献する機能性材料の探索、従来技術の延長では達成できない極限的省エネルギーデバイスの研究開発を行っています。

高い正孔移動度を有するp型酸化物半導体SnOの開発  J. Mater. Chem. C, 2019, 7, 6332-6336

新しい結晶構造を有する鉄系超伝導体CaKFe4As4の電気抵抗率の温度依存性と結晶構造  J. Am. Chem. Soc. , 2016, 138 (10), pp 3410–3415