2025年度 産総研 エネルギー・環境シンポジウムシリーズ

有機フッ素化合物等の化学物質を巡る課題と技術革新の現在地

― 環境と産業の共生を支える測定・処理・管理技術の最前線 ―

近年、残留性や難分解性を有する化学物質による環境および健康へのリスクに対する関心が高まる中、とりわけ一部の有機フッ素化合物は、国際的にも優先的な対応が求められる化学物質群として注目されています。一方で、化学物質の安全な利用と適切な管理を図りつつ、環境保全を実現していくことは、環境と産業の共生社会を構築するうえで不可欠な課題です。 本講演会では、有機フッ素化合物等の化学物質を取り巻く現状に対し、計測技術、分解・処理技術、化学物質管理に関する視点から、環境と産業の共生に向けて求められる最新の研究成果や技術・政策動向を紹介します。

リーフレットのサムネイル リーフレット・各講演の概要(PDF)

開催概要

【日時】令和7年10月31日(金)13:00~17:15

【会場】産総研 臨海副都心センター 別館 11階会議室(東京都江東区青海2丁目4-7)

【開催方法】現地開催(定員200名)、YouTube視聴(一方向のみ)

【主催】国立研究開発法人 産業技術総合研究所 エネルギー・環境領域 環境創生研究部門

【共催】産業技術連携推進会議 環境・エネルギー部会、環境・エネルギー分科会、PFAS対策技術コンソーシアム

【後援】(公社)日本化学会、(公社)日本生物工学会、(公社)日本農芸化学会、(公社)日本分析化学会、(公社)日本水環境学会、(一社)日本環境化学会

参加要項

【参加費】無料

【参加方法】現地参加(定員200名) or YouTube視聴  <いずれも事前登録が必要です。>

【事前登録】参加申し込みフォーム

講演プログラム

時間 内容 登壇者
13:00-13:10開会挨拶エネルギー・環境領域 領域長 松岡 浩一
13:10-13:50特別講演
有機フッ素化合物PFAS:これまでとこれから
神奈川大学 理学部 教授 堀 久男
13:50-14:10研究発表
革新的な溶媒抽出「エマルションフロー」を用いたPFAS濃縮回収技術の紹介
(株)エマルジョンフローテクノロジーズ
14:10-14:30研究発表
触媒や添加物を不使用、光で分解、PFASを無害化する技術
ウシオ電機(株)
14:30-14:55研究発表
ペルおよびポリフルオロアルキル化合物の測定技術と標準化に向けた開発と課題                            ― 持続可能な管理に資する計測基盤の構築を目指して ―
環境創生研究部門 副研究部門長 谷保 佐知
14:55-15:40休憩・ポスター展示交流会部門及びPFAS対策技術コンソーシアム参加企業
15:40-16:20特別講演
化学物質審査規制法の概要と最近の動向について
経済産業省 化学物質管理課
16:20-16:45研究発表
SEMIと半導体業界におけるPFAS 対策活動紹介 
SEMI Japan サステナビリティ・マネージャー 枝 礼子
16:45-17:10研究発表
PFAS対策技術コンソーシアムの過去・現在・未来
環境創生研究部門 上級主任研究員 山下 信義
17:10-17:15閉会挨拶環境創生研究部門 研究部門長 羽部 浩

お問い合わせ先

【イベントに関するお問合せ先】
産業技術総合研究所 環境創生研究部門 研究発表会事務局
E-mail:M-EMRIsympo-ml@aist.go.jp

【申し込み方法に関するお問合せ先】
PFAS対策技術コンソーシアム事務局
E-mail:pfas.info@campuscreate.com


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