地域イノベーション創出に向けた産総研の取組み
AIST’s efforts for the creation of regional innovations

産総研 企画本部地域室 室長

沓掛  磨也子

  産総研の第5期中長期目標では「産業競争力強化」と「社会課題解決」がミッションに掲げられており、その実現に向けた具体的取組みの一つとして、第5期中に「地域イノベーションをリードする多様な連合体」を複数成立させることが掲げられています。 一方、産総研の在り方を議論する産業構造審議会 研究開発・イノベーション小委員会 研究開発改革WGの取りまとめにおいては、地域の中小企業やベンチャー企業等へ支援を強化する以下の取り組みが指摘されています。
  • 地域の中堅・中小企業の研究開発を支援するための地域拠点整備
  • 中堅・中小企業に対する共同研究や試作・評価・コンサルティング等のサービスの提供
  • 産業技術の研究開発・橋渡し機能に重点を置いた産総研の新たな拠点「ブリッジ・イノベーション・ラボラトリ(BIL)」(仮称)の整備
  • 中小企業支援機関との連携強化
  現在、産総研の地域拠点では、地域経済の活性化にむけたイノベーション創出を加速するため、補正予算により追加的に措置された交付金を活用するとともに、理事長裁量予算による地域イノベーション推進事業により、地域拠点の機能強化および地域連携の促進を図っています。
  本講演では、これらの取り組みについてご紹介したいと思います。


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