Data Handlingデータの取り扱いについて

Handling

セキュアなデータ管理の実現

MPIプラットフォームの根幹をなすものは、各拠点に配備された製造装置及び最先端計測装置から得られたデータになります。これらから得られたデータをもとに、機械学習・プロセスシミュレーションを活用し、プロセスの普遍化・高度化のためのプロセス・インフォマティクス(PI)基盤技術を構築することになります。この基盤技術を産業界で広く利用いただくために、産総研ではMPIプラットフォームを活用することによって集積されたデータに基づき、機械学習やシミュレーション技術を用いたモデル化を行い製造プロセスの高度化に結び付けるデータ駆動型材料設計を行える場を提供いたします。そのためにはMPI事業で導入された装置を用いてデータを収集することは不可欠になります。しかしながら、製造時における各種プロセスデータは研究機関においても生命線であることと思います。本事業では他のネットワークにつなげることなく独⽴したサーバを設置しデータの外部流出を防ぐとともに、同一サーバ内においても各研究対象のデータ領域を設定することにより、他研究機関からのアクセスはできないようにしております。また、各研究機関から提供可能なデータを頂くことにより、元のデータとは紐付けを行わずにモデルを構築するための素材として用いて、基盤PIモデルを構築いたします。このモデルに関してはデータを提供していただいた研究機関に公開して活用を図ります。また、この基盤PIモデルに各研究機関独自のデータを上乗せすることにより研究機関毎に改良されたPIモデルを提供することも可能です。

データ管理について

ストレージサーバ内部で領域分けしてデータを管理、アクセス権を付与された領域のみ利用が可能