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御手洗 容子 さん

こんにちは! 今日は物質・材料研究機構にやってきました。

御手洗さん
こんにちは。物材機構の御手洗(みたらい)と申します。
御手洗さんはどのような研究をされていますか?
アクセサリー等に使われるプラチナのことを白金というのですが、 白金系のいくつかの金属を使って、 自動車の排ガスを浄化する触媒の開発をしたり、 1200℃以上で使えるような超高温材料の開発をしています。 白金系の金属は、採れる場所も偏っているし、採れる量も少ないので、 今、できるだけ少ない量の白金系金属を使って、 最大限機能を引き出そうという動きが社会的にあり、 私もそれに応えられるような材料開発を目指しています。
ところで、子供のころの御手洗さんってどんな感じだったんですか?
本が好きな文学少女でした。 歴史も好きだったので、中学生の頃は考古学にも興味がありました。 中国の騎馬民族の歴史なんかも好きでしたね。シルクロードを旅してみたいと思いました。
それが、どうして理系に?
高校に入って、星に興味を持ち、地学部に入ったり、SFを読み始めてSF研に入ったり。 大学進学の時には、天文学に憧れたこともありましたが、 専門的に勉強できる大学が少ないので早々にあきらめました。 で、当時読みあさっていたSFの中で、ハインラインの「夏への扉」という本があるのですが、 これを読んではじめて技術屋のかっこよさに目覚めました。 それと当時はやっていたロボットアニメの影響もあって、 技術屋へのあこがれが始まったのは高校生の時でしたね。 それで最終的には機械工学を目指しました。 ガンダムとか好きだったんですよ。 ロボットを作りたかったんです。今でも見ていますよ。
でも、大学では機械工学ではなくて金属工学ですよね? 一体またどうして?
大学は機械科を目指したんですが受験で見事に落ちまして・・・。 第二希望の材料工学に入りました。 そこで、金属工学科の先生が、日本刀を作りたいなんて言うので、それに惹かれて、 材料工学の中でも金属に入りました。 学業とは関係ないのですが、昔から日本に伝わる、砂鉄と炭で鉄を作る「たたら製鉄」を 仲間と一緒にやったりしました。 大学では高温材料を学び、 ロボットにせよ、ロケットにせよ、 物作りには材料が非常に大事だということに気づきました。 今でもJAXA(宇宙開発機構)から材料の調査などが来るとわくわくしますね。 材料は、機械を陰から支える縁の下の力持ち、というところでしょうか。
それで、今の御手洗さんがあるんですね!
今日はおもしろいお話ありがとうございました。

御手洗容子さん
(独) 物質・材料研究機構
材料ラボ 白金族金属研究グループ グループリーダー
ご専門 金属工学
ご略歴
1994年 3月
東京工業大学金属工学専攻修了 博士(工学)取得
1994〜1995
日本学術振興会特別研究員(PD)
1995
金属材料技術研究所 研究員
2001
独立行政法人物質・材料研究機構(金属材料技術研究所独法化)
2006
同 材料ラボ 白金族金属研究グループ グループリーダー 現在に至る
ホームページ等 http://www.nims.go.jp/pgm/