Research Institute of Core Technology for Materials Innovation
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微細構造評価研究グループ

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Research Institute of Core Technology for Materials Innovation

Unit detailsFine Structure Characterization Research Group

微細構造評価研究グループ

物質の化学状態を含めた構造を計測評価する技術を開発する。

省エネ、再エネ、新エネルギーを実現する持続可能な社会の創生に貢献するため、分光を備えた透過型電子顕微鏡による世界水準の計測評価技術を研究しています。

研究イメージ

研究テーマ

Research Theme

材料の科学と社会実装のための微細構造可視化

物質が示すさまざな性質や機能は、その物質の微細構造と密接に関係しています。次々に生み出される新素材の特性を生かした社会実装に向けて、それらの物質の微細構造を可視化するための基盤技術が欠かせません。当グループでは非常に薄い物質の観察に最適化した透過電子顕微鏡技術を応用し、半導体原子膜や電池材料、分子やポリマーなどの構造の可視化に取り組んでいます。さまざな物質の微細構造を原子レベルで可視化し、ごくわずかな構造の差異をも検出することによって、新素材の物性や機能の発現メカニズムの解明に貢献し、将来の社会実装につなげます。

研究テーマ図解

計測評価基盤技術開発

高度に制御された微細構造を持つさまざまなな新素材が開発される中で、それらの局所構造の評価と物性計測とに対応しうる基盤技術の確立が求められています。当グループでは透過電子顕微鏡と電子分光を用いて、高感度かつ高い空間分解能とエネルギー分解能を有する分析手法開発に取り組んでいます。これまでに炭素原子膜(グラフェン)における格子振動の観測や同位体の識別を、いずれもほぼ原子一個のレベルで実現しました。また透過電子顕微鏡の遠隔操作や自動化、機械学習等の情報技術の導入を図り、所内外との連携のもとに基盤計測技術を開発して新素材の社会実装に貢献します。

研究テーマ図解

グループ員

Group Member