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研究会紹介

産総研コンソ スマートコンビナート研究会


 本研究会は、コプロ型産業関連連携のための統合化技術及びコプロダクションピンチ解析技術等に関する情報交換を行うことにより、産業間連携を促進することを目的として平成23年に産総研コンソーシアムの一環として設立されました。事務局は、国立研究開発法人産業技術総合研究所 化学プロセス研究部門内(つくば)に置かれており、当研究会会則に賛同された法人会員、大学・研究機関等に所属する個人会員および個人会員で構成されています。

会長あいさつ


スマートコンビナート研究会
会長 中岩勝

 2019年から2020年にかけて新型コロナウイルス感染の拡大で、世界はかつて経験したことがないほど先の見えない状況が続いています。そのような中で忘れられがちなのが、昨年末にマドリードで開催された気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)で、2020年に本格運用が始まる国際枠組み「パリ協定」の詳細ルールが議論されたことです。しかしながら、温暖化ガス削減目標の上積みや排出量取引のルールなどは、様々な面で国際的な合意の難しさが明らかとなっています。さらに新型コロナウイルス感染の影響により、今年英国で開催予定だったCOP26は2021年11月に延期が決定されています。

 合意の有無にかかわらず、我が国として一次エネルギーに占める再生可能エネルギーの割合を増やすなどで温暖化問題への対応を着実に進めるとともに、モノづくりに必要な資源の安定確保を実現することは非常に重要です。2019年1月のダボス会議では、再エネあるいは再エネ由来水素を活用したメタネーション(メタン化)などCO2の再資源化がCO2排出削減に対して重要な技術であるとの指摘がありました。これは炭素を単なる燃料として消費するのではなく、排出されたCO2を再エネ由来水素を使ってリサイクルすることで、炭素を水素のエネルギーキャリアのように活用することを意味しています。言うまでもなくCO2の全体的な排出量削減には、再資源化技術の実用化に加えて新たな化石資源の使用抑制が重要になります。 不安定な原油価格とそれに伴うシェール革命の浮沈、再生可能エネルギーの導入加速と急激な拡大に対する課題の顕在化、電力・ガスの小売り自由化に対する新たなビジネスモデルの提案・模索など、コロナ禍も複雑に絡んでこれからの「モノづくり」が変革の時を迎えていると言えるでしょう。

 上記の方向性により、スマートコンビナートの議論は益々その重要性が高まっています。石油精製設備の縮小・再編などを、内需縮小や地域経済縮小のイメージで捉えるのではなく、成長戦略の一環として新たなビジネス創生へと繋げていくことが極めて重要です。コンビナートという巨大な装置システムは、製品がバルクかスペシャリティかにかかわらず、新たな資源の超高効率利用のベースであると同時に、クリーンなエネルギー供給の拠点になり得るものです。エネルギーセキュリティやCO2削減、再エネ大量導入、社会のニーズに臨機応変に応える生産システムの構築こそ、我々の目指すスマートコンビナートの本来機能なのです。


組織

運営委員会

会長 中岩 勝 国立研究開発法人産業技術総合研究所
幹事 巽 浩之 有限会社シミュレーション・テクノロジー
幹事 永野 佑 東京ガス株式会社
幹事 広地 芳一 千代田化工建設株式会社
事務局長 遠藤 明 国立研究開発法人産業技術総合研究所

会員一覧

法人会員の企業と、個人会員の所属機関

  • 国立研究開発法人産業技術総合研究所
  • 有限会社シミュレーション・テクノロジー
  • 千代田化工建設株式会社
  • 東京ガス株式会社
  • トモソウ・ジャパン株式会社
  • 川崎重工業株式会社
  • 東邦ガス株式会社
  • E&Eリサーチ株式会社
  • 安全事例研究所
  • 京都大学
  • 山形大学

事務局連絡先

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 化学プロセス研究部門
産総研コンソーシアム スマートコンビナート研究会事務局

〒305-8565 茨城県つくば市東1-1-1 中央第5
Eメール:sumakon-ml*aist.go.jp(*を@に変更して送信下さい。)


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