樹脂の主成分分析

事例No.

YS-0008

概要

熱分解GC-MSにて、樹脂をテトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)と高温で反応させて分解物を分析したところ、樹脂の主成分由来と思われるピークが検出された。

お困りごと・要望

FT-IRの結果では候補が多すぎて主成分の同定が出来ない。
通常の熱分解GC-MSでは分解物が複雑で分析できない。

事例提供機関

(地独)山口県産業技術センター
環境技術グループ宮崎翔伍

研究者・グループ名鑑

事例に関するお問い合せ

サンプル

樹脂ペレット、樹脂成形品

分析方法

TMAHと対象樹脂を600度出熱分解させ、分解物を熱分解GC-MSにて分析

分析結果

TMAHを用いて分解することで、分解物が単純なピークを示し、サンプルはPET樹脂と同定された。

関連装置

コメント

TMAHは毒物ですのでお気をつけてください。主成分だけでなく、末端基や副成分の分析も可能です。

適用可能な材料

樹脂