劣化ABSの強度測定と表面観察
事例No.
YN-0002
概要
屋外暴露を行ったABS試験片とメタルハライドランプ式耐候性試験機による照射を行ったABS試験片の材料試験(引張試験)と電子顕微鏡による表面観察を行った。引張強さ測定結果と表面観察結果から、屋外暴露を行った場合と耐候性試験機による照射を行った場合の劣化機構の違いを考察した。
お困りごと・要望
耐候性試験機による照射と屋外暴露との違いを知りたい
事例提供機関
山梨県産業技術センター
企画連携推進部尾形 正岐
サンプル
分析方法
・材料試験(引張試験)
材料試験機で引張試験を行った。引張速度を2 mm/minに設定し、室温で試験を行った。各条件の試験片を3本測定し、引張強さの平均値を算出した。
・表面観察
電子顕微鏡によりサンプルの表面を観察した。
分析結果
関連装置
メタルハライドランプ式耐候性試験機 アイ スーパーUVテスター SUV-W161(岩崎電気(株))
精密万能材料試験機 オートグラフAG-50kNISおよびAGX-100kNV((株)島津製作所)
走査型電子顕微鏡 SU3500((株)日立ハイテクノロジーズ)
コメント
適用可能な材料
ABS成形品
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R6年度 分析事例討論会