熱分解ガスクロマトグラフィー質量分析(Py-GC/MS)によるポリカーボネート(PC)の劣化機構解析

事例No.

YN-0001

概要

耐候性試験機により照射を行ったPC試験片、および屋外暴露を行ったPC試験片について、Py-GC/MSを用いて化学構造の違いを検討した。耐候性試験、屋外暴露とも、いくつかの共通の熱分解生成物が発生したことから、主たる劣化は主鎖切断と転位、架橋反応であることが示唆された。一方、それぞれの試験で熱分解生成物の割合が異なることから、耐候性試験と屋外暴露では、3つの劣化反応の速度が異なることが示唆された。

お困りごと・要望

耐候性試験機による照射と屋外暴露の劣化メカニズムの違いを知りたい

事例提供機関

サンプル

PC試験片

分析方法

反応Py-GC/MS

分析結果

耐候性試験、屋外暴露とも、いくつかの共通の熱分解生成物が発生したことから、主たる劣化は主鎖切断と転位、架橋反応であることが示唆された。一方、それぞれの試験で熱分解生成物の割合が異なることから、耐候性試験と屋外暴露では、3つの劣化反応の速度が異なることが示唆された。

関連装置

適用可能な材料

ポリカーボネート

分析事例討論会

R5年度 分析事例討論会