ポリウレタン系接着剤の接着不良原因の究明

事例No.

TK-0001

概要

ポリウレタン系接着剤のロットによる違いをみるため、FT-IR、GC-MSで成分分析を行った。

お困りごと・要望

ポリウレタン系接着剤の成分分析のロットによる差

事例提供機関

徳島県立工業技術センター
材料技術担当鎌倉 駿

事例に関するお問い合せ

サンプル

熱硬化させる前のポリウレタン系接着剤

分析方法

FT-IR, 熱分解GC-MS

分析結果

FT-IR:ロットによる有意差なし。熱分解GC-MS:EGA法を行うと、揮発性成分に違いが見られた。
そこで、揮発性成分において、カラム(Ultra ALLOY-5)を用いて、分離分析を行った。 その結果、ともにフタル酸エステルが検出されたが、NGロットでは、複数のフタル酸エステル含有が示唆された。

関連装置

分析事例討論会

R5年度 分析事例討論会