産友会メールマガジン第37号 【2014年における産総研の主な研究成果・トピック】

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   産総研中国センター友の会(産友会)メールマガジン
        【第37号/ 2015.01.30発行】
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【2014年における産総研の主な研究成果・トピック】
産総研では、主な研究成果の概要を下記のホームページで公開しています。毎年、本メルマガの1月号では、本ホームページに掲載された研究成果の中から前年における代表的な研究成果を紹介しており、今回は2014年の代表的な研究成果・トピックを研究分野ごとにご紹介します。
 
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(環境エネルギー分野)
■CO2吸着能に優れた新しい多孔質吸着体
活性炭の4倍、ゼオライトの2倍以上のCO2吸着量を示すセリウム酸化物吸着体を高価なテンプレートを用いることなく合成しました。
 
■低環境負荷の人工硫化銅鉱物で高効率な熱電変換を可能に
エネルギー技術研究部門と広島大学のチームが合成した人工鉱物Cu26V2M6S32(M = Ge, Sn)は400℃付近で高い熱電変換性能を示しました。
 
(ライフサイエンス分野)
■アミノ酸で睡眠障害を診断する
ストレス性睡眠障害モデルマウスを用いて、血液中のアミノ酸濃度を測定することで、睡眠障害を診断できる可能性が示されました。
 
(情報通信エレクトロニクス分野)
■水道管の漏水を学習型異音解析技術で検知
独自の異音解析技術により漏水音と漏水疑似音を判別することで、熟練工による漏水検査の手間を5分の1に低減する技術を開発しました。
 
■微量のバイオ物質を検出できるマイクロ流路
検出対象のバイオ物質に付着させた蛍光標識からの発行信号を表面プラズモン共鳴励起増強(SPRF)機能によって強めて、高感度で検出できるV字型の断面をもつマイクロ流路型センサーを開発しました。
 
■装着するだけで重要データを防御するセキュリティバリアデバイスを開発
機密データの読み出し、システムファイル・領域などの改ざんをハードウエアが検知して重要データを防御するセキュリティデバイス(SBD)を開発しました。
 
(ナノテクノロジー材料・製造分野)
■付着を防止する表面処理技術 -粘性液体の付着抑制や氷の付着力を低減-
樹脂やゲルにみられる離しょうやブルーミングという現象を利用した、各種粘性液体や氷の付着を大幅に抑制できる表面処理技術を開発しました。この処理技術は特殊な装置や反応条件を必要とせず、塗液を塗布するだけで成型できます。
 
■常温大気中で金属同士を接合する技術を開発 -犠牲層薄膜除去プロセスにより超平滑表面を形成-
超平滑表面を持つ犠牲層薄膜上にメッキによりパターンを形成した後、犠牲層薄膜を除去して、超平滑メッキ表面を形成する技術を開発しました。これをデバイスパッケージングのための接合技術に適用し、常温の大気中で金属同士の高強度接合を実現しました。
 
■セラミックスの壊れにくさを簡便で高精度に測定する手法を開発 -圧子圧入法で亀裂の先端まで可視化して再現性よく測定-
ファインセラミックスの破壊じん(靱)性を簡便かつ高精度に測定する手法を開発しました。このような信頼性の高い測定技術は、高性能小型ファインセラミックス製品の定量的な特性評価を可能とし、国際市場における日本のシェア拡大への貢献が期待されます。
 
(計測・計量標準分野)
■小型軽量な非破壊検査用パルスX線源を開発
X線源に針葉樹型カーボンナノ構造体電子源を用いることで、従来のX線管の寿命に比べ10倍の長寿命化を実現するとともに駆動回路の小型化により、厚さ70mm以下、重さ2.5kg以下にまとめた可搬型のX線源を開発しました。
 
■超高精度、超高分解能のロータリーエンコーダー
マグネスケールの高分解能ロータリーエンコーダーに、SelfA(自己校正機能付き角度検出器)の技術を応用することで、360°を±0.03″(角度秒)の超高精度で角度を計測できるエンコーダを開発しました。
 
■極めて平坦な平面ガラス基板を開発
産総研独自の角度測定方式による超高精度平面度測定装置(SDP)に基づいてλ/100の平面度を実現する超高精度平面ガラス基板を開発しました。
 
(地質分野)
■水中の放射性セシウムを素早くモニタリング
産総研などは、効率的に水中の放射性セシウムを計測できるモニタリングシステムの開発に成功しました。環境水中放射性セシウム濃度の測定に必要な前処理を6時間から8分に大幅短縮できます。
 
■「津波堆積物データベース」を公開 -巨大津波に関する地質調査の結果を発信-
標記のデータベース(https://gbank.gsj.jp/tsunami_deposit_db/)を開発し、2014年10月15日から一般に公開しました。このデータベースは、産総研が行った津波堆積物調査の結果を、ウェブ上で簡単に閲覧するためのツールとして開発されました。
 
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