産友会メールマガジン第6号 【ものづくりのIT化技術】

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   産総研中国センター友の会(産友会)メールマガジン
        【第6号/ 2012.06.22発行】
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【特集】ものづくりのIT化技術
 ものづくりのIT化はコスト削減や納期短縮といった効率化やグローバル化の流れに対応するための有効な手段です。とはいえ、この分野は、PDM (Product Data Management、製品データ管理)、ERP(Enterprise Resource Planning、統合業務パッケージ)、SCM (Supply Chain Management、供給連鎖管理)、CRM (Customer Relationship Management、顧客管理)、PLM(Product Lifecycle Management、製品ライフサイクル管理)といった略号のオンパレード、覚えるだけでも大変です。最近の流れを分かり易く解説した下記の記事などは参考になるかも知れません。
■NEDOものづくり・IT融合化推進技術(デジタル・マイスタープロジェクト)
 産総研を主な実施機関とする本NEDOプロジェクトは、日本の製造業の根幹となる中小製造業の支援を目的として、平成13年度から4年間実施されました。高齢化の進展に伴い熟練技能が喪失することを避けるため、IT により再現性ある「デジタル技術」に可能な限り置き換えるための研究開発、設計・製造アプリケーションのためのプラットフォームづくりが行われました。
 
■生産・物流システムのモデリングとシミュレーション解析の動向
 本論文では融合が進みつつある生産システムと物流システムの動向を紹介し、システムの評価に用いられる解析モデル、特に、人間と機械が連携するシステムのモデリング方法について、港湾物流システムを対象として解説した。さらに、人間-機械系の連成モデルを用いたシミュレーションの事例として、木材荷役運搬システムとコンテナ蔵置計画等への適用を示した。
 
■製造業およびサービスにおけるデマンドチェーン管理:Webベースの統合、ドライバ、およびパフォーマンス
 この論文では、インターネット対応のサプライチェーン(供給連鎖)の統合戦略と製造業とサービスのパフォーマンスとの関係を検討した。無作為標本は、英国のメーカーやサービスから収集した。デマンドチェーン・マネジメント(DCM)は、製造業の最高のパフォーマンスに繋がることを示す強力な証拠があり、その性能を向上させることに興味を持っている製造業とサービス企業について、いくつかの重要な意味を持つことを指摘した。
 
■高級言語プログラミングを用いたロボット用のモバイルコントローラの開発:総説
 この論文ではBluetooth,赤外線通信,無線LAN等のモバイル通信技術を用いることによりロボットのモバイルコントローラ開発において用いられるプログラミング言語についての調査研究の結果を紹介した。ほとんどの移動ロボットコントローラが、c/c++を用いて開発されていることが分かった。Java MEは移動型電話機のアプリ開発に用いられ、c/c+はドクターロボット(WiRobot X80)の開発のために用いられることを指摘した。
 
■熱プロセスのためのファジィ制御システム:試作、設計と実装
 本論文では、実験室におけるオープンを用いて、アプリケーションソフトウェアと信号インタフェースの設計、開発とともに、システム工学的設計解析、制御の試作、実装について、熱プロセスのファジィ論理制御について研究した結果を報告している。必要なソフトウェアはC++ とVisual basicを用いて開発した。ファジープロセス制御の品質と性能を調べ、必要な品質規格を満たしていることを確認した。
 
■ドイツの研究所における、ものづくりのIT化関連研究
 ドイツのマグデブルクにあるIFF(フラウンホーファー研究機構のファクトリーオペレーション・オートメーション研究所)は、ロボット、RFID、仮想工学を含む様々な、ものづくりのIT化関連研究に取り組んでおり、その概要を2012年3月に冊子(下記アドレス)にまとめました。
 
■産総研におけるIT関連の研究ユニットのご紹介
 リンク先のHPでは産総研においてIT関連の研究開発を行っている研究ユニット10の研究ユニットを取り上げ、研究ユニット長による各ユニット研究概要のご紹介をしています。より詳しい内容を必要とされる場合には、産総研中国センターまで、ご連絡ください。
 
■電力可視化システムを低コストで構築
 産総研では市販のクランプ型電流センサーと安価なワンチップマイコンで構成した安価な電力計測器を開発し、それを用いた電力可視化システムを構築した。これにより、サーバーごとの使用電力情報をきめ細かく可視化することができ、電力使用量の削減につながることが期待されています。
 
■燃焼計測評価技術
 産総研ではエンジンなどの燃焼計測評価技術等について主に研究開発を実施しています。また、新しい規制に必要な計測評価技術の確立と、既存計測技術に及ぼす新燃料の影響評価、対応策について研究技術の開発を行っています。今後は、燃費規制をターゲットに新燃料を使用した場合の燃費計測評価技術についても研究開発を進める予定です。
 
■中小企業における技能・技術・ノウハウを蓄積する方法
 産総研ではものづくり中小企業の優れた加工等生産過程における個別熟練者の暗黙知となっていた、技能・技術・ノウハウを蓄積する方法として、自社内で継承・共有化を可能とするITツール(加工テンプレート)を開発しています。熟練者(ベテラン)と非熟練者(若者)の間を取り持つコミュニケーションツールとなりますので、生産工程の改善や、技術・ノウハウの蓄積に役立てていただけましたら幸いです。
 
■設計製造向けソフトウェア開発ツール等の提供
 産総研技術移転ベンチャーであるスマーテック(株)ではソフトウェア開発ツール「MZ Platform」及び三次元CADデータの品質確認機能である「MZ Checker」などの設計製造向けのソリューション構築のためのコンポーネント群を、国内中小企業に対し低価格で提供しています。
 
■傷害予防に関連した研究
 産総研では傷害予防に関連した研究を行っています。本研究ではこれまでに、子どもを対象として、日常生活で発生する事故による傷害を予防するために、事故サーベイランス技術、事故予防策を開発する事故・傷害シミュレーション技術等の研究を行っていますが、工場内での事故予防策に対する何らかのヒントが得られる可能性もあるのではないでしょうか。
 
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