産友会メールマガジン第5号 【省エネ関連技術】

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   産総研中国センター友の会(産友会)メールマガジン
        【第5号/ 2012.05.31発行】
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【特集】省エネ関連技術
 この夏も西日本を中心に電力不足が予想されていますが、今後、原発に頼る割合が減少し、中東の不確定要素の増大が燃料価格の高騰につながれば、石油危機以来の省エネ技術の飛躍的な進展が必要になるかも知れません。産総研でも、省エネ住宅や省エネデバイス等、多様な省エネ関連技術の開発に取り組んでおり、企業の皆様とも協力してひとつでも多く実用化することで、日本の産業の発展と国民生活の安全・安心に貢献できればと考えています。
 
■省エネルギー技術の最前線
 この資料は産総研で研究開発を行っている省エネルギー関連技術についてまとめてご紹介したものです。最初に分散型エネルギーネットワークによる省エネ技術について紹介し、続いて、民生部門、運輸部門および産業部門ごとに産総研で行っている研究開発について、計16課題の省エネ関連研究の研究成果をご紹介しています。
 
■相変化エネルギー貯蔵についてのレビュー:材料と応用
 この論文では、相変化材料(PCM)、カプセル化と応用の3つの側面に焦点をあてて、潜熱蓄熱に関する先行研究をレビューし、エネルギー貯蔵に使用するためのPCMを開発するための最近の研究成果を紹介した。水和塩は、より大きなエネルギー貯蔵密度と熱伝導率が高いが、過冷却と相分離を持っており、それゆえ、その応用においては、いくつかの核と増粘剤を使用する必要があることなどを指摘した。
 
■相変化材料を用いた潜熱による蓄熱の建築物への応用における省エネルギーについてのレビュー
 本論文には、建物への応用で用いるために相変化材料(PCM)を組み込んだ熱エネルギー貯蔵システムの研究と解析についてまとめてある。
 PCMは、コンクリート、石膏ボード、天井と床にカプセル化されている。
 
■省エネソケット
 カナダの家庭で使用されるエネルギーは1990年から2007年の間に倍増している。ここで紹介した製品は待ち受け電流等で浪費される電気エネルギーを省エネするために、電気タイマーにより使用後30分~6時間後に電源を切断することによって、エネルギーを節約する省エネソケットである。
 
■ドイツの都市・自治体におけるエネルギー効率向上を目指すプロジェクト
 ドイツのBMBF(教育研究省)は、都市・自治体におけるエネルギー効率向上を目指したプロジェクトを公募しました。70件以上の応募の中から15件が一次審査を通過し、二次審査でDilitzsch、Essen、Magdeburg、Stuttgart、Wolfhagenに関する5件が選ばれました。
 
■界面活性剤を利用して循環ポンプ動力の65%の省エネを達成
 産総研では東京理科大学、財団法人 周南地域地場産業振興センターおよび株式会社 藤原環境科学研究所と共同で地下2階地上19階の札幌市役所本庁舎の暖房用循環水に界面活性剤を注入し流動抵抗を低減させることによって、5%のポンプ動力削減に成功した。
 
■日射熱を反射するクールなガラス
 産総研では可視光を透過させ熱線(赤外線)を反射する日射熱反射ガラスを開発した。このガラスは、日射による採光を確保しつつ熱作用の強い近赤外線を効果的に反射できるので、ビル、家屋、車両などの窓ガラスとして利用することにより省エネに寄与することが期待される。
 
■省エネ・温暖化対策のための地中熱ポテンシャルマップの作成
 産総研では九州大学および福井県との共同研究により、数値シミュレーションを用い、地域の地中熱利用の適地評価、つまり“地中熱ポテンシャル”の評価を行いました。
 本研究の成果は、再生可能エネルギー国際会議(RE2010)においてBest Poster Award を受賞しました。
 
■生活実態に自動応答する省エネシステム
 産総研では複数の企業等と共同研究を行って、住宅内ネットワークを通じて得られる家庭内機器等の運転情報から生活状態を推定する生活行動推定技術を開発した。本研究では各生活状態に合わせた合理的な省エネを実現する生活行動応答型省エネシステム(BeHomeS)を試作した。
 
■省エネ用SiCパワーデバイス
 産総研ではSiC-MOSFETの超低オン抵抗を実現するため、SiCの表面を平滑にしてチャネル移動度を向上させ、耐圧600 V級で1.8mΩcm2を達成しました。このMOSFETを、Pウエルの形成法の頭文字をとってIE-MOSFETと名付けて、デバイス関係の学会として世界最高の国際会議であるIEDMで発表しました。
 
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