産友会メールマガジン第4号 【静脈産業を支える技術】

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   産総研中国センター友の会(産友会)メールマガジン
        【第4号/ 2012.04.27発行】
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【特集】静脈産業を支える技術
 今回は各種リサイクル技術の特集です。産業における物流は、製品を加工し、消費者に届ける「動脈」と、使用・消費後に排出されるものを回収、再資源化、最終廃棄する「静脈」とに分けられますが、この動脈と静脈のバランスが重要となります。一口に静脈産業といっても、対象は食品廃棄物やプラスチック等の有機系から無機系の廃棄物、廃棄製品に至るまで多岐に渡ります。今後、資源の有効利用の観点からも、リサイクル技術はますます重要になると思われます。なお、廃棄物処理に関する特許については、平成17年3月に特許庁から「固体廃棄物の処理」に関するガイドブックが、JSTから「固体廃棄物の処理に関する技術の特許マップ」が出ていますので、参考にしてください。
 
 
■廃棄物管理、廃棄物の資源施設や廃棄物の変換プロセス
 本論文では、廃棄物管理の概念、廃棄物管理システム、バイオマスやバイオ廃棄物の資源、廃棄物の分類、および廃棄物管理方法について紹介しています。この論文を読めば、廃棄物処理について考えるための一般的概念について学ぶことができます。
 
■ 産業廃棄物(フライアッシュやスラッジ)から、付加価値の高いセラミックタイルを製造する技術
 本研究ではフライアッシュとスラッジを軽量タイルとしてリサイクルための新規な方法を開発しています。フライアッシュと汚泥の前処理として、水抽出、超音波キャビテーションについて検討しています。
 
■食品廃棄物からの自動車用ガス燃料製造技術
 ドイツのIGB(界面技術とバイオプロセス技術に関するフラウンホーファー研究所)は、他の研究機関や企業と共同で、食品廃棄物から自動車燃料用バイオガスを作るための、BMBF(ドイツ教育研究省)支援の研究プロジェクト(ETAMAX)を2009年から5ヵ年計画で実施しています。
 
■木質廃棄物からの高付加価値キノコ(食用・薬用ヒラタケ)生産技術
 本論文では、木材に生息するリグニン分解白色腐朽担子菌を用いて、未利用の木質系残渣を食材や薬草として転換する方法について検討しています。子実体は3-8週間で生産され、子実体を収穫した後、(木材は)38パーセントKlasonリグニンと45%酸可溶性リグニンにまで分解することが分かりました。
 
■廃棄HDDからのNd磁石の回収技術
 産総研では脱磁せずに磁石を打ち抜くことによるリサイクル装置を試作し、使用済みハードディスクドライブからネオジム磁石を回収する技術を確立しました。
 
■セシウム吸着材としてのプルシアンブルーを利用した除染・減容化システム
 産総研では福島第一原発の放射能漏洩事故による汚染土壌等を対象として、土壌から放射性セシウムを抽出し、吸着材で回収することで放射性廃棄物を減容する技術の開発を進めています。
 
■水だけを使ったPETのケミカルリサイクル技術
 産総研では高温水を使ってPETを高効率で原料モノマーに分解する技術を開発した。この技術はPET以外の他のポリエステル系樹脂にも応用できます。
 
■無電解ニッケルめっきにおけるニッケルリサイクル技術
 産総研では溶媒抽出法を用いた使用済み液からのニッケルのリサイクルするプロセスについて研究しており、高速で高効率なニッケル回収技術を確立し、連続抽出装置を用いた処理実験を進めています。
 
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