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日本趣味を生かした洋食器のデザイン開発
 
淀風景を描いたパーティー用サービス皿 深草風景を描いたパーティー用サービス皿
淀風景 深草風景
宇治風景を描いたパーティー用サービス皿 八瀬風景を描いたパーティー用サービス皿
宇治風景 八瀬風景
陶磁器試験所は設立当初から、輸出振興の一環として洋食器の研究を行ってきました。戦前発足した日本趣味応用図案研究会は洋食器の市場動向や規格を検討し、ホテル、レストランの関係者に試作した洋皿の批評を受けるなど日本的洋食器を模索してきました。その結果、ヨーロッパ型のコーヒーカップ・ソーサー、ディナープレートなどに伝統的技法や伝統的釉薬を用いた日本趣味の洋食器が試作されました。 写真は日本的洋食器のコンセプトを端的に示す染付技法の試作品で、京洛風景を描き、周辺に櫛目文を施したパーティー用サービス皿です。
用途 食器 ( 中皿 )
制作年代 昭和12年
寸法 直径 270mm × 高さ 30mm
素地 磁器素地
釉薬 白色透明釉
焼成 1280℃ 還元焼成
成形 ロクロ成形
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