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 本データベースは、平成13年4月に発足した独立行政法人産業技術総合研究所の前身である、旧工業技術院研究所群の諸活動の中で、今なお「ものづくり」の現場で利用価値を有する研究成果 や技術情報の内、デザイン・意匠を中心としたものづくり関連(製品設計技術を含む)の情報を、 「ものづくり情報資産DB」「テクノナレッジ・ネットワーク」の一環である『デザイン・意匠技術の流れ』として提供するものです。

 国立研究開発法人産業技術総合研究所中部センターにおける陶磁器に関する研究は、大正8(1919)年に京都市より国に移管されて創設された国立陶磁器試験所に始まります。その後昭和27(1952)年に機構再編により工業技術院名古屋工業技術試験所第6部に引き継がれ、今日まで80有余年にわたり陶磁器産業界を先導してきました。
 現在、中部センターには陶磁器試験所時代に作成された800点余の陶磁器意匠の図案を保有しています。これらの図案は、当時デザインを担当していた第3部の職員や外部の作家に依頼して作成されたもので、広く陶磁器産業界へ提案してきました。

 また、平成16年2月に「陶磁器応用図案写本」から参考資料として158点を選び追加を行いました。更に、平成17年2月には当時デザインを担当していた職員が作成したもの175点を追加するとともに備考欄に掲載文献も明記しました。

 なお、現在、図案については、愛知県陶磁美術館へ寄託しております。

since Dec.16.2002

  写真は図案をもとに製作された試作品
右手前 色絵花鳥鹿文飾り皿
左手奥 染付蔓草文ディナープレート