産業技術総合研究所> 産総研中部センター>陶&くらしのデザインコンソーシアム>出展機関
陶&くらしのデザイン展2017 通常展 出品作品 |
B 茨城県工業技術センター笠間陶芸大学校 |
B-1 | 塩壷と注器(笠間産原料釉薬開発) |
制作 意図 |
笠間陶芸大学校では地元原料の特徴を活かした産地ならではの商品開発の促進やイメージアップを図る活動を展開しています。平成28年度は未利用天然資源である箱田石を用いた釉薬開発を実施しました。 |
製法 | 【材質】笠間ブレンド土、笠間産原料釉薬 【成形】ろくろ成形 【釉薬】箱田石を用いた黒釉および飴釉 【焼成】酸化焼成・1250℃、100℃/h昇温、1h保持・電気炉 |
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C 岐阜県セラミックス研究所 |
C-1 | 県内観光地用お土産、箸置きの提案 |
制作 意図 |
国内外から観光客として岐阜県を訪れる人が増加している。そこで、陶磁器素材の自由な成形性を活かして、各務原航空宇宙博物館や関ヶ原合戦に因んだ箸置きを提案する。Gifu-陶研究会とは、「ギフト」と「岐阜」、「陶器」を掛け合わせた造語。業界の有志が集まり新商品開発を行うための研究会の名称。 ○共同企業名:角山製陶、ヤマカ斉木製陶所、丸矢製陶 |
製法 | 【材質】磁器、陶器 【成形】鋳込み成形、手おこし成形 【加飾】上絵 |
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D 土岐市立陶磁器試験場・セラテクノ土岐 |
D-1 | NICE RICE LIFE 日本酒 〜米を飲む〜 |
制作 意図 |
日本の食生活の基本「お米」。そのお米から作られる日本酒。海外で広まりつつある日本食ブームに伴い、日本酒は世界から注目を集めています。しかし、海外では冷酒をワイングラスで飲むことがほとんど。日本酒を温めて飲む熱燗の認知もまだそれほど進んではいません。 |
製法 | 【材質】磁器土、陶器土 【釉薬】透明釉、織部釉、黄瀬戸釉、天目釉 【成形】機械ロクロ成形、手ロクロ成形、圧力鋳込み成形、排泥鋳込み成形 【焼成】酸化焼成・1200℃、1280℃・電気炉、 還元焼成・1280℃・ガス炉 |
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E 瑞浪市窯業技術研究所 |
E-1 | 切削加工機を活用した試作 |
制作 意図 |
当研究所では平成18年度に3次元CADと切削加工機を導入し、検討用モデルをはじめ、石膏原型や樹脂型等の切削加工を行い、市内企業の商品開発支援と技術研究開発を行っています。 |
製法 | 【材質】磁器 【成形】鋳込み成形 【釉薬】透明釉 【焼成】酸化焼成・1250℃・電気炉 |
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F あいち産業科学技術総合センター瀬戸窯業技術センター |
F-1 | 蓄光セト・ノベルティ |
制作 意図 |
セト・ノベルティの素材として一世を風靡した白雲陶器の高付加価値化のために蓄光加飾技術を開発して、暗所で絵柄やパーツが美しく輝くセト・ノベルティを製作しました。 ○協力企業 株式会社カミオ、E&Cリサーチ |
製法 | 【材質】白雲陶器 【成形】排泥鋳込み成形 【釉薬】白雲用低火度釉 【加飾技法】釉の模様抜、蓄光釉薬の重ね掛け 【焼成】盛り絵(800℃焼き付け)、酸化焼成・1000℃・電気炉 |
F-2 | セラミック・スチーマー 3−minutes premium ※瀬戸展のみ展示 |
制作 意図 |
カーボンナノチューブの活用により電子レンジで効率的に加熱調理ができるセラミック・スチーマーです。製品の底裏面にマイクロ波を吸収しやすいカーボンナノチューブ(以下CNT)を塗布し、CNTや食材の水分が電子レンジのマイクロ波のエネルギーを吸収して発熱する仕組みにより効率的に加熱調理することができます。 ※調理方法、食材の水分量により加熱効率は異なります。 ○共同研究企業 株式会社セラミック・ジャパン |
製法 | 【材質】ボウル部:耐熱土、 蓋:半磁器 【成形】圧力鋳込み成形 |
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G 三重県工業研究所 窯業研究室 |
G-1 | 資源の有効活用を目指した、これからの耐熱陶器の提案 |
制作 意図 |
現在の耐熱陶土の主原料である鉱物『ペタライト』の将来的な資源リスクを回避するために、その使用量を低減した陶土や代替材料となる合成コーディエライトを配合した陶土を用いて、これからの耐熱陶器製品の可能性を検討しました。 |
製法 | 【材質】ペタライト低含有耐熱陶土、合成コーディエライト配合耐熱陶土 【成形】ロクロ成形 【焼成】酸化焼成・1200℃・電気炉 |
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H 滋賀県工業技術総合センター信楽窯業技術試験場 |
H-1 | 苔ブロック ※瀬戸展のみ展示 |
制作 意図 |
側面に苔の植え付けができる植栽容器の提案です。並べて間仕切りや目隠しとして使うことができます。苔で模様を描くようなデザインにしました。 |
製法 | 【材質】陶器 【成形】押し出し成形 【釉薬】海鼠釉 【加飾】透かし彫り 【焼成】酸化焼成・1230℃ |
H-2 | 透光性陶器を組み合わせた庭園灯 |
制作 意図 |
家紋をアレンジし、信楽透器と組み合わせることにより、現代的な日本庭園や玄関先、室内のエントランスなどでも使えるあかりを提案します。 |
製法 | 【材質】陶器、信楽透器 【成形】ロクロ成形 【釉薬】海鼠釉 【焼成】酸化焼成・1230℃ |
H-3 | 信楽坪庭 ※瀬戸展のみ展示 |
制作 意図 |
当場でこれまでに開発した素材や製品を組み合わせ「信楽坪庭」として提案します。信楽の伝統的な釉薬である海鼠釉の青を基調色としています。 |
製法 | 【材質】陶器 【成形】ロクロ成形 【釉薬】海鼠釉 【焼成】酸化焼成・1230℃ |
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I 地方独立行政法人京都市産業技術研究所 |
I-1 | 京都市産業技術研究所 創設100周年記念モニュメント 「宙の環 -礎-」(そらのわ いしずえ) |
制作 意図 |
平成28年、京都市産業技術研究所は創設100周年という節目の年を迎えました。その記念事業の一環として、産技研がこれまで共に歩んできた京都ものづくり協力会・研究会と連携して100周年モニュメントを制作しました。御所車をモチーフとした時計で、文字盤を成す12のパネルには、各研究会が誇る「ものづくり技術や素材」を駆使して制作された作品を配しています。 |
製法 | 3月/桜 陶板(制作:京都陶磁器研究会) 【材質】磁器製陶板 他 【成形】極薄陶板 【釉薬】透明釉薬 【加飾】イッチン盛り、交趾 ※各パネルはそれぞれの研究会の技術・素材で製作されています。 |
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J 愛媛県産業技術研究所 窯業技術センター |
J-1 | 透水性の着色層を表面に形成した、瓦土を主原料とする保水性外装タイル |
制作 意図 |
暑熱時における建物の温度上昇を抑える保水性外装タイルを試作した。 日本の夏の平均気温は上昇傾向であり、建物については、温度上昇を抑制する素材を使用して、快適な住空間をつくることが求められている。保水性タイルは、雨水を吸水し、暑熱時に蒸発させることで、エネルギーを消費せずに温度上昇が抑制できるため、今後の普及が期待できる。
試作したタイルは、瓦土を主原料としており、作製には瓦製造プロセスを活用することができるため、瓦製造事業者のタイル分野への参入が容易となった。 また、タイルを保水性(多孔質)とするためにアルミスラッジ(主成分:水酸化アルミニウム)を、タイルの寸法精度を向上させるためにフライアッシュを配合することで、リサイクル資源を有効活用している。 さらに、表面に透水性の着色層を形成した。これにより、雨水の吸水・蒸発を妨げることなくタイルの着色ができるようになった。 ○共同研究企業:柚山瓦工業株式会社 |
製法 | 【材質】瓦土(愛媛県今治市菊間町の瓦製造企業で使用)、アルミスラッジ(アルミサッシ製造工程の副生成物)、フライアッシュ(石炭火力発電の副生成物) 【成形】プレス成形 【釉薬】顔料、粘土、フリット 【焼成】酸化焼成・1100℃・電気炉 |
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K 長崎県窯業技術センター |
K-1 | 陶切子・凛シリーズ |
制作 意図 |
シンプルな形状にエッジの効いたレリーフを彫ることで、デザイン性を強調した。 形状の検討や石膏型の加工は、3D技術を用いて行い、これまでには難しかった精密な表現が可能となった。 ○共同企業:筒山太一窯 |
製法 | 【材質】磁器、透光性磁器 【成形】機械ロクロ成形 【焼成】還元焼成・1300℃ |
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特別展示出品作品 デザイン担当者 おススメの逸品 ※瀬戸展のみ展示 |
○ 国立研究開発法人産業技術総合研究所 中部センター |
S-A-1,2 | 産総研収蔵品 ホウボウ置物、蛸置物 |
産総研中部センターが収蔵している陶磁器(愛知県陶磁美術館へ寄託)は、国立陶磁器試験所から現在の産業技術総合研究所中部センターにて試作等された作品です。今回は、産総研収蔵品の中でも多くの作品が残っている「沼田
一雅」の秀作品を展示します。 ※産総研収蔵品の陶磁器および図案の一部は中部センターのホームページ(バーチャルミュージアム、陶磁器における図案データベース)から見ることができます。(http://www.aist.go.jp/chubu/) |
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○ 岐阜県セラミックス研究所 |
S-C-2 | 「織部八角梅紋皿」、「精石器唐草紋カップ&ソーサー」 |
制作 意図 |
当所には約2000点余の工芸作品が収蔵してありますが、広く当所の工芸作品の存在を周知すべく作品「織部八角梅紋皿」と「精石器唐草紋カップ&ソーサー」を出品しました。和食が世界的な広まりを見せていく中で、量産食器と同時に工芸分野でも海外を見据えた製品が今後増える事を期待しています。 |
製法 | 【成形】タタラ成形 【釉薬】織部釉 【加飾】白化粧土 |
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○瑞浪市窯業技術研究所 |
S-E-2 | 多色鋳込み成形による商品開発 |
制作 意図 |
平成13年度試作品 海外市場向け商品の試作品。数種類の色土を重ねて鋳込み成形を行い、脱型後、成形体の表面を削って色土の模様が見えるようにしました。 |
製法 | 【材質】磁器、木材 【成形】多色鋳込み成形 【釉薬】透明釉 【加飾】多色鋳込み 【焼成】酸化焼成・1250℃・電気炉 / 還元焼成・1350℃・ガス炉 |
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○あいち産業科学技術総合センター瀬戸窯業技術センター |
S-F-3 | ソープディスペンサー&フリーボトル |
制作 意図 |
平成4年度試作品 : 「陶&くらしのデザイン展’93」日本陶磁器意匠センター賞受賞作品 時代の要請である「ゴミ減量」をキーワードにデザインした遊び心のある液体石鹸やシャンプー用の詰め替え容器やフリーボトルです。瀬戸地区のノベルティ製造技術を活用し、豊かで楽しさ溢れるインテリアの演出を狙いました。 |
製法 | 【材質】白磁、鉄砂を添加した磁器 【成形】排泥鋳込み成形 【釉薬】透明釉 【加飾技術】上絵転写、金彩 【焼成】還元焼成・1280℃・ガス炉 |
S-F-4 | メロウィ食器:円熟世代のための食器 |
制作 意図 |
平成8年度試作品 急速に進む高齢化社会を背景に、高齢者の感覚や身体特性を考慮し、【使いやすい】をキーワードに開発した「メローエイジ(熟年世代)向け食器です。素材、形状、表面加工等により、「食べやすい」「軽い」「持ちやすい」「保存しやすい」「収納しやすい」「汚れにくい」を実現した、高齢者だけでなく誰にもとっても使いやすい食器です。 |
製法 | 【材質】軽量磁器、付属品蓋:プラスチック、木、トレー:木 【成形】圧力鋳込み成形 【釉薬】透明釉 【加飾技術】一部フッ素樹脂加工 【焼成】還元焼成・1280℃・ガス炉 |
S-F-5 | クリスマスのテーブルアクセサリー |
制作 意図 |
平成8年度試作品 「クリスマスのテーブル」をテーマに、ツリーやリースをモチーフにして食卓を華やかに演出するキャンドルスタンドや卓上小物をデザインしました。 家庭の季節行事やテーブルコーディネートの普及を背景に、瀬戸のノベルティ製造技術を活用して開発したテーブルデコレーションのための装飾品です。 |
製法 | 【材質】白磁 【成形】排泥鋳込み成形、圧力鋳込み成形、手捻り成形 【加飾技術】下絵染付、上絵釉(1000℃焼き付け)、上絵、金彩 |
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○三重県工業研究所 窯業研究室 |
S-G-2 | 現在も売れ続ける過去の出品作品 |
制作 意図 |
三重県工業研究所窯業研究室との共同研究により商品開発され、現在も販売が続く製品です。 ・めしびつころりん (やまほん陶房) ・飯櫃 (竹政製陶有限会社) ・おひつ (千陶千賀陶器株式会社) ・あたため鍋 (有限会社松山陶工場) ・ハービック (竹政製陶有限会社) |
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○滋賀県工業技術総合センター信楽窯業技術試験場 |
S-H-4 | 干支置物 |
制作 意図 |
信楽窯業技術試験場では、昭和30年代から40年余りにわたり干支置物の試作開発を行ってきました。これらのデザインは八木一夫や熊倉順吉らによるもので、それぞれに特徴をとらえたユニークな造形の干支置物です。 |
製法 | 【材質】陶器 【成形】鋳込み成形、手起こし成形 |
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○地方独立行政法人京都市産業技術研究所 |
S-I-2 | ポーラスクォーツ パレットセット/両面絵付・ゴールドコレクション |
制作 意図 |
平成28年度の受託研究成果品である、シリカモノリスを用いた、アロマオイルを吸い上げると白色から透明に変化する据え置き型のアロマディフューザーが製品化されました。京都の伝統と先端技術のコラボレーションによって情緒あふれる作品に仕上がっています。 |
製法 | 【材質】シリカモノリス、アロマオイル、磁器製容器、金属製プレート 【釉薬】容器白:透明釉、容器黒:黒釉 【加飾技法】京焼・清水焼加飾技法の応用 |
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○長崎県窯業技術センター |
S-K-2 | 長崎県窯業技術センター創設80周年記念カップ、フォトセラ |
制作 意図 |
3D技術を本格的に導入してから約1年後に、これらの試作品を作製して発表を行った。 いずれも、3Dデータを利用して設計をして、NC加工機で石膏型の加工を行っており、材質は透光性陶土を使用している。 当時、3D技術があまり浸透していなかった産地において、新たな製品開発手法を提案するものでありました。 |
製法 | 【材質】磁器、透光性陶土 【成形】圧力鋳込み成形、鋳込み成形 【焼成】還元焼成・1300℃ |
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