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水泥漿鋳込による大型セラミックス / 泥しょう鋳込み高純度アルミナ
 
多孔質樹脂型を用いた泥しょう鋳込みにより成形し、その後焼結したもの
多孔質樹脂型を用いた泥しょう鋳込みにより成形し、その後焼結したもの
アルミナセラミックスは、耐摩耗性、耐食性、電気絶縁性等に優れており、各種構造用あるいはエレクトロニクス用基板材料として利用されています。機械部品などの構造用セラミックスに利用するには、コストを低下させなければなりません。そのためには、できるだけ目的の形状に近い形に成形することが必要となります。 水泥漿鋳込技術の特徴は、多孔質樹脂型を用いることで、石膏型からカルシウムの汚染が少なく、高純度で高密度な成形が可能になりました。さらに、この方法は焼結助剤を用いることなく、かつ従来に比べ焼成温度は、より低い温度 ( 1250℃ ) で、相対密度98.2%、曲げ強度780MPaの優れた特性を示すアルミナセラミックスが作製できるようになりました。さらに、この焼結体をカプセルフリーで熱間静水圧プレス ( 150MPa, 1200℃ ) すると透光性 ( 46%,1mm直線透過率 ) と高純度、高強度を併せ持ったアルミナセラミックスが作製できます。 ( 東芝セラミックスと共同研究 )
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