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陶試紅 ( とうしこう ) / 香水瓶
 
陶試紅 / 香水瓶
陶試紅は戦前、陶磁器試験所が開発したピンク色(桃紅色)の顔料です。呼名はこの陶磁器試験所の「陶試」、桃紅色の「紅」で作った合成語です。陶試紅が開発されるまで、ピンク色顔料は金化合物で作られ、高価でかつ色の再現性に難点がありました。写真は陶試紅を素地に1.5%添加したロココ調の香水瓶です。淡いピンク色と金彩の装飾模様が華麗さと気品を醸しだしています。
用途 香水瓶
制作年代 昭和12年
寸法 幅 60mm × 高さ 145mm
素地 磁器素地に陶試紅1.5%添加
釉薬 白色透明釉
焼成 1280℃ 酸化焼成
成形 鋳込み成形
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