産業技術総合研究所は2025年4月から
第6期中長期目標・計画で策定した目標達成に向け活動を開始しました。
国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)中部センターは目標達成のため、1研究ユニット体制になるほか、中部センター所長が研究ユニット長を兼ねることで、ステークホルダーの皆様との連携活動、研究開発を中部センター一体で実施可能な体制に改組しました。これまで以上にスピード感を増した社会課題の解決に貢献します。また、産総研グループの株式会社AIST Solutions(AISol)との協働体制で、社会実装を目指すスタートアップをはじめとする企業等と連携して課題解決に取り組むことに加えて、新規事業の創出や事業の加速化を積極的に後押しします。
本講演会では、今年度からスタートする産総研の第6期中長期目標・計画における中部センターの取り組みと、産総研グループのサービス体制を説明し、スタートアップ企業をはじめとする企業の皆様との新たな連携により、価値ある新規事業の創出を共に考えます。
日時
2025年5月22日(木)15:00~17:30
開催方法
リアル開催のみ
会場
定員
136名程度
当日は自由席とさせていただきます。参加者多数によりご用意可能な座席数を超過した場合は補助席などで対応させて頂くことがございます。あらかじめご了承ください。
内容
産総研第6期中長期目標・計画と中部センターの概要(役割)を説明
研究ユニット紹介(研究部門長)
研究課題紹介(各担当副研究部門長)
ポスターセッション(研究ユニット、研究グループ、マテリアル・プロセスイノベーション(MPI)プラットフォーム、AISol紹介)
リーフレット
参加登録
開会のごあいさつ
来賓のごあいさつ
経済産業省 中部経済産業局 地域経済部長 伊藤 浩行 様
中部センターとマルチマテリアル研究部門のミッション
中部センター所長 堀田 裕司
研究課題紹介①
【機能・構造系マルチマテリアルと材料特性予測技術】
マルチマテリアル研究部門 副研究部門長 日向 秀樹
研究課題紹介②
【低環境負荷・環境調和を実現するためのマルチマテリアル技術】
マルチマテリアル研究部門 副研究部門長 千野 靖正
研究課題紹介➂
【脱炭素社会に資するエネルギー変換材料技術】
マルチマテリアル研究部門 副研究部門長 高木 健太
ポスターセッション
研究部門紹介
【マルチマテリアル研究部門】
研究グループ紹介
【部材接合研究グループ】
研究グループ長 古嶋 亮一
サーキュラーエコノミー社会の実現のため、解体までを意識した接合技術、部材の接合状態予測AIシステム、接合界面評価や接合の信頼性の向上など、接合技術が抱える種々の課題の解決などマルチマテリアル部材の「接合」に関する開発を実施しています。
研究グループ紹介
【セラミック部材プロセス研究グループ】
研究グループ長 堀田 幹則
長寿命な構造セラミックス材料の利活用を推進するため、セラミックフィラーや炭素繊維とのセラミック-樹脂複合材料などの高機能部材、プロセス技術及び更なる長寿命を目指した新規なセラミックコーティング技術開発を実施しています。
研究グループ紹介
【構造セラミック研究グループ】
研究グループ長 福島 学
原料から焼結までプロセス因子をパラメータに、構造セラミック・同マルチマテリアル材の微細組織を制御し機械的・熱的衝撃を克服する技術を開発すると共に、省エネ・脱炭素に資する同部材の社会実装を後押しするための信頼性評価技術の開発を行っています。
研究グループ紹介
【次世代電子材料研究グループ】
研究グループ長 三村 憲一
次世代高速通信やIoT社会実現のため、セラミックス、金属、無機/有機ハイブリッド・コンポジットにおける高度な製造プロセスやナノ構造制御技術、解析技術を用いて、高周波領域で低損失なメタコンダクターや動的メタサーフェス反射板など、高性能な電子部材向けの新規機能性材料開発を推進します。
研究グループ紹介
【センシング材料研究グループ】
研究グループ長 伊藤 敏雄
目に見えない情報を可視化し、その情報の利用により生産性や生活の質を向上させるセンシング技術やその情報を活用するDX技術を開発しています。また、サーキュラーエコノミー社会に貢献する新たなセンシング材料の開発にも挑戦します。
研究グループ紹介
【環境調和界面材料研究グループ】
研究グループ長 浦田 千尋
固体表界面における光や熱の透過制御、視認性向上、危険予知性、快適性を追求した界面機能化素材(フィルムや塗料)を開発し、安全・安心や省エネ・増エネ、環境調和型社会の実現に貢献する技術開発を実施しています。
研究グループ紹介
【軽量金属材料研究グループ】
研究グループ長 村上 雄一朗
アルミニウム、マグネシウム、チタンなどの軽量金属材料のライフサイクルにおける環境負荷低減を実現するために、それらのリサイクル性や加工性を飛躍的に改善し、サーキュラーエコノミー社会に貢献する技術開発を実施しています。
研究グループ紹介
【木質複合材料研究グループ】
研究グループ長 関 雅子
長期に材料利用することで脱炭素社会の実現に寄与する木質資源を対象として、新たな工業的利活用技術の創出を目指し、木材の階層構造を活かした他物質との複合化・マルチマテリアル化を通じた部材化技術の開発に取り組んでいます。
研究グループ紹介
【高機能金属材料プロセス研究グループ】
研究グループ長 平山 悠介
低酸素粉末冶金プロセスを基盤とした金属材料の高性能化に取り組み、特にカーボンニュートラル等の社会課題を解決する永久磁石材料のテーラーメード化を実現できるプロセス研究開発を実施しています。
研究グループ紹介
【高機能磁性材料研究グループ】
研究グループ長 岡田 周祐
モビリティやエレクトロニクスの進歩に欠かすことのできない磁性材料、およびそれらの高性能化に伴う熱問題を解決する熱マネジメント材料について、金属・化学的な手法による材料開発やマルチマテリアル化による高機能化を行っています。
研究グループ紹介
【カーボンニュートラル材料研究グループ】
研究グループ長 鷲見 裕史
自動・自律実験やAI・インフォマティクス等の活用により、新規材料や製造プロセスの探索時間を大幅に短縮し、エネルギー変換や物質循環などに関する機能性セラミックス材料やマルチマテリアルの社会実装を目指した研究開発を実施しています。
MPIプラットフォームの紹介
【中部センター産学官連携推進室】
中部センターのMPIプラットフォームでは、セラミックス・合金の材料開発や材料評価を一か所で実施することが可能な試作装置群と分析評価機能を備えており、また、プロセス中の各種データを収集できるシステムを構築しています。セラミックス・合金拠点として、製品素材産業への貢献のために新たな素材開発や部品技術の試作開発支援を可能とする機能を有しています。
テクノナレッジ講座の紹介
【株式会社AIST Solutions】
テクノナレッジ講座は、産総研グループが提供する実践型教育サービスです。産総研の研究者を講師に迎え、企業の研究者や技術者が先端技術を短期間で効率よく学べる集中講座で、オンラインまたは産総研で開催されます。
閉会
〒466-0064
愛知県名古屋市昭和区鶴舞1丁目2番32号
【電車でお越しの方】
JR鶴舞駅(STATION Ai前 駅)から徒歩6分
※名古屋駅から2駅
【車・自転車でお越しの方】
STATION Aiに時間貸し駐車場・駐輪場がございます(有料)
国立研究開発法人産業技術総合研究所
中部センター産学官連携推進室 イベント開催事務局
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