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 幹細胞工学研究センター・バイオセラピューティック研究チームでは、再生医療・遺伝子治療・バイオ医薬品の生産といった、先端医療に貢献する技術の開発を行っています。

「バイオセラピューティック(Biotherapeutic)」とは、「生物由来の医療用材料」全般を指す言葉です。もともとは古典的なワクチンや血液製剤などにつけられた名称でしたが、現在ではむしろ、抗体医薬などの組換えタンパク質医薬品・核酸医薬品・遺伝子治療薬・再生医療用細胞(iPS細胞を含む)など、分子生物学・細胞生物学の最新の成果を基に医療用に開発された新しい医療用材料を指す言葉として定着してきました。
 バイオセラピューティック研究チームの前身は、2006年7月1日から2009年3月31日まで設置されたバイオセラピューティック研究ラボです。同ユニットの設立当時、海外では、数年以内に上市される新規医薬品の30%をバイオ医薬品が占めるという予想もあって、バイオベンチャー企業によって活発にバイオセラピューティックの開発が進められていました。一方、国内では、大手製薬企業の研究開発対象は未だに従来型の低分子化合物由来医薬品に偏っており、バイオベンチャー企業もまだ揺籃期で技術水準も低く、新しいバイオセラピューティックの開発・実用化は非常に遅れていました。このような背景の元で、独創的なバイオセラピューティック基盤技術を開発し、まだ治療法がない難病に対する革新的医療を実現することを目標に掲げて、バイオセラピューティック研究ラボは設立されました。「XXX Biotherapeutic」という名前はアメリカのベンチャー企業によくある名前ですが、私たちもベンチャー企業のような意気込みで頑張ろう!ということでこの名前になりました。
 その後、産総研のユニット改変に伴い、器官発生工学研究ラボを経て、幹細胞工学研究センターの中のバイオセラピューティック研究チームとなりましたが、この間、先端医療を取り巻く状況も大きく変わりました。特に、2007年11月に発表されたヒトiPS細胞の樹立は、再生医療や遺伝子治療のみならず、創薬の手法も大きく変えるほどのインパクトがありました。現在、バイオセラピューティック研究チームでは、このように激変する先端医療・先端創薬の分野で常にトップレベルの高い成果を挙げて、人類の健康と福祉に貢献できるよう、日夜研究を続けています。