HOMENutrRhythm とは

ニュートリズムとは?

平成21年度、独立行政法人産業技術総合研究所の生物時計研究グループ(大石勝隆グループ長)が世話人となり、新しく「ニュートリズム(NutrRhythm)検討会」を発足しました。産総研が中心となり、産学官の連携を精力的に推進するために、基礎応用を問わず、生活科学や食品科学、時間生物学などの様々な分野の研究開発者をお招きして活発な意見交換を行いたいと考えております。皆さまの積極的なご参加をお待ちしております。
 私たちのからだの中では、睡眠覚醒を含む様々な生理現象(体温や血圧、心拍数、薬物代謝など)が地球の自転にあわせてリズミックに変化しています。それらの周期的変化は日内リズムとよばれ、日内リズムの異常は身体の不調と連動し様々な精神疾punch患や生活習慣病(メタボリック症候群)などの病気へとつながることがわかってきました。近年は、社会の24時間化に伴って、睡眠障害が深刻な社会問題となっています。睡眠の研究者の間では、現在国民の5人に1人が睡眠に関して何らかの障害を持っているとされています。睡眠障害は、うつ病や不登校などの精神疾患や高血圧・心疾患・脳血管障害などの危険因子であると伴に、交通事故を含む様々な産業事故の一因ともなる経済的な社会問題であり、2006年の日本の睡眠障害による経済損失は、3兆5千億円/年であると発表されています。
 当検討会では、「衣」「食」「住」という生活環境と体内時計の関連に着目し、生活環境と日内リズムの相互作用について検討することを目的としております。 特に近年は「時間栄養学」で表現される様に栄養学的な観点から体内時計を積極的に制御して、疾患改善や予防医療、QOL(quality of life)の向上に寄与できればと考えています。検討会の発展により、理想的な生体リズムを刻むための積極的な体内時計の制御法を提唱し、広く国民の健康維持に貢献したいと願っております。ニュートリズム検討会では皆様からのご意見ご要望もお待ちしております。お気軽に事務局までコメント等をいただければと思います。

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