国立研究開発法人産業技術総合研究所のHPへ
現在位置> 組織 > 研究センター > 先進パワーエレクトロニクス研究センター > 研究センター紹介 > 先進パワエレ研究とは メニュースキップ

先進パワーエレクトロニクス研究センター

 昨今新規技術の開発において、技術進展の指針としてロードマップが重視されています。
通常、この種のロードマップは、技術の出口サイドからの要求仕様として、各種の特性指標と時間軸の関係として描かれます。
当該技術開発の向かうべき方向が単一であり、その要素技術における特性指標が相互に独立して扱えるケースは技術全体の進展の俯瞰に大いに役立ちますが、パワーエレクトロニクス分野のように向かうべき方向が複数あったり、特性指標間に相互関係がある場合、更には異分野の技術要素の統合技術である場合には、単一指標項目の妥当性や指標間の両立関係を深く吟味しないと、意味のあるロードマップに仕上がらないこともあります。
また、実用化観点からみた重要ポイントは個々の技術の成熟度ですが、通常のロードマップでは、この「技術成熟度」の視点が欠けており、ロードマップの値がどの成熟度でのものを指すのかが不明確であったり、異なる成熟度のものが混在していたりするケースが多々見受けられます。
技術開発の過程において、ある特性値だけに着目すれば高いものを実現できる場合がしばしばありますが、その様な場合、再現性や安定性に問題があったり、複数指標の両立が満足できないような状況がよく見られます。
 また、一つの特性指標の向上に資する技術要素は一つに限る訳でもありません。単一の技術要素の進展に伴う特性指標の向上は、時間軸の進展に伴って徐々に飽和するのが普通ですが、当該特性のそれ以上の飛躍的向上が、別の新世代技術要素が導入されることによって達成されているケースがよく見られます。こういったケースでは、特性指標だけから見ると、ある意味不連続な特性向上であり、必要とされた技術は質的に異なる別の技術と扱う方が理解しやすくなります。
 このような状況を鑑み、当研究センターでは技術開発ロードマップを検討する際に、「特性指標」に代わり「技術成熟度」に注目するアプローチが取ることに致しました。









ページの先頭へ
  ご利用条件  |  個人情報保護 ©産総研